【ニューヨーク時事】米南部テキサス州ダラスの移民税関捜査局(ICE)の施設で24日朝(日本時間同日夜)、銃撃事件が発生した。当局によると収容者1人が死亡し、2人が重体。容疑者は近くの建物の屋上から発砲後、自殺したとみられる。
 現場で見つかった薬きょうには「ANTI ICE(反ICE)」と記載されていたという。ICE職員の負傷者は確認されていない。
 国内ではトランプ政権による不法移民の強制送還に対して反発の声が上がっている。トランプ大統領は自らのSNSに「ICEの勇敢な男女は、ただ職務を遂行し、『最悪の犯罪者』をこの国から追放しようとしているだけだ」と投稿し、卑劣な犯行だと批判した。 
〔写真説明〕米国旗(AFP時事)
〔写真説明〕24日、銃撃事件があった米南部テキサス州ダラスの現場付近に停車した警察車両(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)