【ワシントン時事】米軍は25日、ナイジェリア政府と連携し、同国北西部で過激派組織「イスラム国」(IS)の拠点を空爆したと発表した。トランプ米大統領はSNSで「キリスト教徒の虐殺に対する報復」を行ったと主張した。ただ、ナイジェリア政府は「キリスト教徒の虐殺」は否定している。
 トランプ氏はSNSで「(ISは)主に無実のキリスト教徒を標的とし、残虐な殺りくを続けてきた」と投稿。その上で「報いが訪れた。キリスト教徒への殺りくを続けるなら、死者はさらに増えるだろう」と述べ、攻撃を続ける構えを見せた。25日はキリスト教の祝祭日のクリスマスだった。
 ナイジェリアでは武装勢力による襲撃事件が相次いでいる。これに関し、トランプ氏は11月、「キリスト教徒が迫害を受けている」と訴え、軍事介入を示唆していた。 
〔写真説明〕トランプ米大統領=24日、米フロリダ州(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)