2025/09/25
防災・危機管理ニュース
【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザの停戦交渉の仲介に当たる米国のウィトコフ中東担当特使は24日、米政府が21項目から成る戦闘終結計画を関係国に提示したと明らかにした上で、「近日中に突破口が開かれたと表明できる可能性がある」と述べた。ロイター通信などが報じた。
この計画はトランプ米大統領が今週、ニューヨークでの国連総会に合わせて開いたサウジアラビアやカタールなど、アラブ・イスラム諸国の指導者との会合で示された。ウィトコフ氏は「イスラエルや、地域のすべての近隣国の懸念に対処できる内容だ」としたが、詳細は明らかにしなかった。
米ニュースサイト「アクシオス」によると、計画にはイスラム組織ハマスを排除した統治機構樹立を含めた戦後政策や、イスラエルのガザからの段階的撤退などが盛り込まれている。トランプ氏は会合の出席者に対し支持を呼び掛けた。
出席した指導者らからは、イスラエルが占領するヨルダン川西岸やガザを併合しないことなどを求める意見が出され、トランプ氏も西岸の併合を許容しないとの考えを示したという。
〔写真説明〕24日、パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトの難民キャンプから南方へ避難する人々(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/11/11
-
-
-
第二次トランプ政権 未曽有の分断の実像
第二次トランプ政権がスタートして早や10カ月。「アメリカ・ファースト」を掲げ、国益最重視の政策を次々に打ち出す動きに世界中が困惑しています。折しも先月はトランプ氏が6年ぶりに来日し、高市新総理との首脳会談に注目が集まったところ。アメリカ政治に詳しい上智大学の前嶋和弘教授に、第二次トランプ政権のこれまでと今後を聞きました。
2025/11/05
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/11/05
-
-
-
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方