【ニューヨーク時事】米中西部ミシガン州グランドブランにある末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)の教会で28日、銃撃事件が発生し、信者ら少なくとも4人が死亡、8人が負傷した。容疑者の男は、間もなく駆け付けた警察官に射殺された。
 捜査当局などによると、男はトマス・サンフォード容疑者(40)。元海兵隊員で、イラク戦争に派遣された経験があるという。車で正面から教会に突っ込み、自動小銃を乱射した。射殺される前に教会に火を放ったとみられる。
 教会は焼け落ちており、被害者はさらに増える可能性がある。教会では事件当時、数百人が礼拝を行っていた。
 動機は明らかになっていないが、当局者は「(教会を)狙った犯行」との見方を示している。
 トランプ大統領はSNSで、連邦捜査局(FBI)が現場入りしたと説明。その上で、事件について「米国でまたキリスト教徒を狙った攻撃が起きたようだ」との見方を示し、「暴力のまん延は一刻も早く終結しなければならない!」と呼び掛けた。 
〔写真説明〕銃撃の後に放火され、焼け落ちるモルモン教の教会=28日、米中西部ミシガン州グランドブラン(SNSの動画より)(AFP時事)
〔写真説明〕28日、米中西部ミシガン州グランドブランで発生した銃撃事件の現場付近で、煙が立ち込める中、対応に当たる救助隊員ら(ロイター時事)

(ニュース提供元:時事通信社)