【マニラ時事】フィリピン中部のセブ島北部沖で9月30日夜(日本時間同)に起きたマグニチュード(M)6.9の地震では、被害が大きかった同島での捜索・救助活動が2日に終了した。災害対策当局によると、死者は少なくとも72人に上る。
 マルコス大統領は2日、深刻な被害を受けたセブ島北部ボゴ市を視察。家屋が倒壊した住民を収容するためのテント設置や、被災者への一時金支給などの支援策を表明した。
 震源付近では断続的に余震が観測されている。フィリピン火山学・地震学研究所は、余震が数週間にわたり続く可能性があるとして、地震で損壊した住宅に戻らないよう呼び掛けた。 
〔写真説明〕1日、フィリピン・セブ島北部ボゴ市で、捜索・救助活動を行うレスキュー隊員ら(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)