3日午前0時10分ごろ、三重県名張市上小波田の国道165号で、16~23歳の男女6人が乗った軽乗用車が横転した。6人はいずれも救急搬送されたが、女子高校生2人を含む5人の死亡が確認された。
 亡くなったのは、いずれも名張市に住む建設業大上元輝さん(23)、職業不詳高橋曹さん(20)、女子高校生(18)、職業不詳の女性(17)、女子高校生(16)。男子高校生(16)も骨盤を折る重傷を負ったが、命に別条はない。
 この軽自動車の定員は4人で、現場付近の縁石には擦った形跡があり、電柱には衝突したとみられる跡があった。県警は定員を超過して走行し、ハンドル操作を誤った可能性があるとみて、詳しい事故原因などを調べている。
 「車両が横転している。3人が出血し、路上で倒れていた」との通行人の110番を受け、警察官が現場に駆け付けると、6人は車の外で倒れていたという。車は名張市から津市方面に向かっていたとみられる。 
〔写真説明〕交通事故の処理に当たる警察車両=資料

(ニュース提供元:時事通信社)