企業と従業員を守るための知識とケーススタディー
【月刊BCPリーダーズ】10月号

 

サプライチェーンにかかるリスクマネジメントが過去にないほど難しくなっています。工場や倉庫、物流拠点が数を増すとともに世界中へ拡散、ネットワークの巨大化・複雑化はとどまるところを知りません。かつてはコストや在庫の安定がマネジメントの中心でしたが、いまや供給の継続が最大の関心事です。

供給の停止を招くリスク要因も拡大し、特に外的要因は自然災害の多発に加え、国際情勢の混乱、パンデミック、サイバー攻撃やシステムトラブル、さらに環境や人権といった社会的要請の変化など多種多様です。サプライチェーンリスクマネジメントの強化はグローバル企業の喫緊の課題、もちろんサプライヤーも無関係ではありません。

専門家へのインタビューと企業の取り組み事例から、サプライチェーンを取り巻くリスク環境とリスクマネジメントの方向性、サプライチェーン強靱化の動きを紹介します。