【ニューヨーク時事】米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は9日までに、米電気自動車(EV)大手テスラが米国で販売した約288万台を対象に予備的な調査を始めた。運転支援システム「フルセルフドライビング(FSD)」の起動時に信号無視や逆走などの交通違反をした事例を計58件確認したことを受け、詳細を調べる。
 FSDはドライバーの常時監視の下で車がほぼ全ての運転を肩代わりするシステム。人工知能(AI)が車載カメラを通じて信号や道路標識を認識し、アクセルやブレーキ、ハンドルを操作する。北米やオーストラリアなどで提供しており、今夏から日本でも試験が始まっている。 
〔写真説明〕米電気自動車(EV)大手テスラのロゴマーク(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)