【北京時事】中国の習近平国家主席は4日、ロシアのミシュスチン首相と北京で会談し、経済やエネルギー分野での協力深化で一致した。中国外務省が発表した。中国が原油輸入を通じてロシアのウクライナ侵攻を下支えしているとの批判を強めるトランプ米政権を尻目に、支援継続を確認した格好だ。
 習氏は「外部環境が激動する中、中ロ関係の強化は双方にとって戦略的選択だ」と強調。相互投資の拡大に加え、人工知能(AI)や宇宙、デジタル経済分野での連携推進に意欲を示した。ミシュスチン氏は「中国と人的交流を緊密化し、多国間協調を強めていきたい」と応じた。 
〔写真説明〕4日、北京の人民大会堂で握手する中国の習近平国家主席(右)とロシアのミシュスチン首相(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)