階段昇降時の不安全行動をAIカメラ本体だけで高精度かつリアルタイムに自動検知する。

JFE商事エレクトロニクスは、JFEスチールとLightblueが共同開発した「階段昇降安全AIシステム」を販売する。労働災害発生原因の97.6%を占めるという「不安全な行動」をリアルタイムで自動検知し、 即座に注意喚起を行うことで労働災害を未然に防止するもの。

解析「Human Sensing」技術と、JFEスチールの労働災害防止ノウハウを融合して開発したもの。骨格検知・姿勢推定技術を活用し、階段昇降時の「手すり保持」(手摺を適切に持っているか)、「昇降速度」(走って昇降していないか)、「昇降方法」(一段飛ばしで昇降していないか)という3つの不安全行動をAIカメラ本体だけで高精度かつリアルタイムに自動検知する。

また、同製品は、不安全行動を検知した瞬間に現場設置のIPスピーカーで注意喚起する。カメラでAI処理するため注意喚起の遅延がなく、従来の「後から注意」ではなく「その場で即座に」対応する抑止効果を実現する。さらに、安全教育や改善活動に活用できるデータを自動蓄積するため、映像とデータを照らし合わせて後から状況を確認できる。

同製品のハードウェアは、カメラ、スピーカー、PoE HUBの3点のみ。「手すり」「階段」「検知範囲」の3つを設定するだけで運用開始できるため専門知識は不要。製造現場でも容易にシステムを構築できる。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部