【ニューデリー時事】パキスタンの首都イスラマバードの裁判所近くで11日、自爆テロがあり、12人が死亡、27人が負傷した。AFP通信によると、イスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動(TTP)」が犯行を主張した。地元メディアによると、首都でテロが起きるのは異例。
 ナクビ内相は「関与した者は誰であれ逃れることはできない」と記者団に語った。報道によれば、自爆犯は当初、裁判所の敷地に侵入しようとしたが失敗。このため、敷地外の警察車両近くで爆弾を起動し、法曹関係者らが犠牲となった。
 パキスタンでは10日にもアフガニスタン国境に近い北西部の南ワジリスタン地区の軍事学校で自爆テロがあり、少なくとも3人が死亡した。 
〔写真説明〕11日、パキスタンの首都イスラマバードの爆発現場(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)