2025/11/13
防災・危機管理ニュース
アサヒビール(東京)を除くビール大手3社は13日、10月のビール類(ビール、発泡酒、第三のビール)の販売実績を公表した。業界関係者の推計では、3社合計の販売数量は前年同月比で8%増加。このうち、ビールは18%のプラスと急増した。9月末にアサヒ親会社で発生したサイバー攻撃によるシステム障害で出荷が滞った分を、他社が取り込んだ形だ。
発泡酒は、近年の税制改正で割安感が薄れて5%減、第三のビールは前年並みだった。
会社別では、数量ベースで公表するサッポロビールは13%増。業界関係者は「サッポロとサントリーの業務用ビールは一部でアサヒと同じ器具を使用しているため、切り替えやすかったのでは」と指摘する。もっとも、サントリーは前年に限定商品を出した反動で横ばいだった。金額ベースで公表するキリンビールは、代替需要に加え10月発売のビール「グッドエール」が好調で19%増えた。
〔写真説明〕積み上げられたビールのケース=資料(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

- keyword
- ビール販売
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
-
-
社長直轄のリスクマネジメント推進室を設置リスクオーナー制の導入で責任を明確化
阪急阪神ホールディングス(大阪府大阪市、嶋田泰夫代表取締役社長)は2024年4月1日、リスクマネジメント推進室を設置した。関西を中心に都市交通、不動産、エンタテインメント、情報・通信、旅行、国際輸送の6つのコア事業を展開する同社のグループ企業は100社以上。コーポレートガバナンス強化の流れを受け、責任を持ってステークホルダーに応えるため、グループ横断的なリスクマネジメントを目指している。
2025/11/13
-
リスクマネジメント体制の再構築で企業価値向上経営戦略との一体化を図る
企業を取り巻くリスクが多様化する中、企業価値を守るだけではなく、高められるリスクマネジメントが求められている。ニッスイ(東京都港区、田中輝代表取締役社長執行役員)は従来の枠組みを刷新し、リスクマネジメントと経営戦略を一体化。リスクを成長の機会としてもとらえ、社会や環境の変化に備えている。
2025/11/12
-
入国審査で10時間の取り調べスマホは丸裸で不審な動き
ロシアのウクライナ侵略開始から間もなく4年。ウクライナはなんとか持ちこたえてはいるが、ロシアの占領地域はじわじわ拡大している。EUや米国、日本は制裁の追加を続けるが停戦の可能性は皆無。プーチン大統領の心境が様変わりする兆候は見られない。ロシアを中心とする旧ソ連諸国の経済と政治情勢を専門とする北海道大学教授の服部倫卓氏は、9月に現地視察のため開戦後はじめてロシアを訪れた。そして6年ぶりのロシアで想定外の取り調べを受けた。長時間に及んだ入国審査とロシア国内の様子について聞いた。
2025/11/11
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/11/11
-
-






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方