【北京時事】中国外務省は4日、トランプ米政権によるベネズエラのマドゥロ大統領拘束について「深刻に懸念しており、明らかな国際法違反だ。大統領夫妻の安全の確保と即時釈放を求める」との報道官談話を発表した。米国に「政権転覆」の中止と対話による問題解決を訴えた。
 マドゥロ政権と友好関係にある中国は、米制裁下にあるベネズエラ産原油の約8割を輸入し同国経済を支えてきた。2023年9月にはマドゥロ氏と習近平国家主席が会談し、両国関係を「全天候型戦略的パートナーシップ」に格上げすると宣言。マドゥロ政権は中国やロシア主導の新興国グループ「BRICS」への加盟も目指してきた。
 25年夏以降、中国はトランプ政権によるベネズエラへの「内政干渉」に繰り返し反対を表明。ただ、軍事面などでの具体的支援には踏み込まなかった。昨年12月、王毅共産党政治局員兼外相はベネズエラのヒル外相との電話会談で、名指しでの対米非難すら避けた。 

(ニュース提供元:時事通信社)