懸念材料が山積する国際情勢(写真:Adobe stock)
 

コンサルビューション株式会社
代表取締役

 

高原彦二郎


出光興産株式会社に入社。ロンドン、香港副支店長、北京所長、本社課長を歴任。海外現地法人の経営管理、内部統制、経営監査、中東駐在員のクライシスマネジメント、ビジネス・リスクマネジメント等を経験。2005年コンサルビューション株式会社を設立し、海外に進出した日系企業のリスクソリューションを中心にコンサルティングを行っている。中小企業診断士。事業承継士。第三者承継士。人を大切にする経営大学院(EMBA)。


2026年注視すべきリスク                     

1位:米中のビッグ・ディール及び米国の新モンロー主義
2位:中国の日本・台湾への圧力の強化
3位:ロシアのEU加盟国への侵攻

                                     

企業の課題と対策

(1)米中のビッグ・ディール及び米国の新モンロー主義
米国の国家安全保障戦略で述べた新モンロー主義-西半球は米国が、東半球は中国が、という世界規範が定着した場合、中国の覇権主義に対する決定的な対抗手段を日本は失うことになりかねない。

その場合には、日本自体が危機に直面することになり、中国・ロシア・北朝鮮の動きへの対応に日本政府は呻吟(しんぎん)することになる。企業としては、日本の本社機能の他国への分散なども含めて考える必要がある。