【イスタンブール時事】シリア北部アレッポで暫定政府の治安部隊とクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)の衝突が激化し、在英のシリア人権監視団は8日に市民を含む18人が死亡したと明らかにした。ロイター通信によれば、交戦により市民ら約14万人が避難を強いられたという。
 暫定政府の国防省は9日、アレッポ市内でSDFが攻撃拠点とする地区で停戦が発効したと表明。SDF側に撤退を求めたが、一部は「投降には応じない」と拒否した。衝突が収束に向かうかは不透明だ。
 SDFは2024年12月のアサド政権崩壊後もシリア北東部の広範囲を実効支配し、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討で米国などの支援を受けている。暫定政府とSDFは昨年3月に統合で合意したが、実現のめどは立っていない。 
〔写真説明〕シリア暫定政府の治安部隊とクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)の衝突で立ち上る煙=8日、同国北部アレッポ(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)