気象庁は2日、1月の天候まとめを発表した。降水量は東・西日本の大半で非常に少なく、東海と近畿、四国、九州北部・南部では1946年の統計開始以来最少となり、関東甲信も3番目に少なかった。少雨傾向は今月いっぱい続く見込み。
 野菜など農作物の生産やダムの貯水量に影響しているほか、林野火災が多発しており、同庁異常気象情報センターの及川義教所長は「水の管理や屋外での火の取り扱いに注意してほしい」と呼び掛けた。
 この少雨は冬型の気圧配置のほか、東・西日本の太平洋側沿岸付近を東へ進む「南岸低気圧」が発生しにくかったのが要因。フィリピン東方海上の水温が高く、積乱雲が活発に発生していることに加え、偏西風(亜熱帯ジェット気流)が日本付近で南へ蛇行していることが影響したという。
 降水量の平年比は、関東甲信13%、東海9%、近畿25%、四国5%、九州北部(山口県含む)17%、九州南部16%。地点別では前橋や名古屋、京都、岡山、高知、宮崎など、0%の所が続出した。
 一方、日本海側は降雪量が多く、北海道の日本海側は平年比129%、東北日本海側147%、北陸157%、近畿の日本海側190%、山陰185%に上った。
 平均気温は上・下旬に強い寒気が入ったため、全国的に低めだった。北日本(北海道と東北)が平年を0.4度、東・西日本が0.1度、沖縄と奄美地方が0.2度、それぞれ下回った。 

(ニュース提供元:時事通信社)