2026/02/11
防災・危機管理ニュース
大雪による死者が後を絶たない。雪は1月21日から日本海側を中心に降っており、総務省消防庁のまとめによると10日までの死者は全国で46人に上る。雪下ろしでの転落や落雪に巻き込まれるケースが多いとみられ、自治体などが注意を呼び掛けている。
同庁によると10日朝時点で、10道府県で死者が出ており、うち新潟県が17人で最多。全国の重傷者は193人、軽傷者は365人で、住宅でも全壊1棟、半壊2棟などの被害が出た。
札幌市東区では4日昼、男性(81)が自宅敷地内で雪に埋もれた状態で発見され、搬送先で死亡が確認された。北海道警札幌東署によると、屋根で雪下ろし中に誤って転落したとみられる。
山形県川西町では7日午後5時ごろ、70代男性が自宅軒下で雪に埋もれた状態で見つかり死亡が確認された。県警米沢署は屋根からの落雪に巻き込まれた疑いがあるとみて調べている。吉村美栄子知事は「雪下ろしでの転落や屋根からの落雪に巻き込まれる被害が多くなっている。安全対策をしっかり取ってほしい」と呼び掛けた。
新潟県加茂市では5日、男性(78)が自宅敷地内の建物脇で倒れているのが見つかり、その後亡くなった。県警加茂署によると、近くにはしごが倒れており、雪かき中に転落したとみられる。自力での除雪が困難な高齢者が多いことから、県は9日、陸上自衛隊に災害派遣を要請した。
雪下ろしなどでの死者は多くが高齢者で、1人で作業をしていたとみられる。新潟県は、事故を防ぐため、雪下ろしは命綱を付け複数人で行うよう訴える。国土交通省も、ヘルメットや滑りにくい靴を着用し、はしごをしっかりと固定するとともに、事故に備えて携帯電話を持つことを求めている。
〔写真説明〕災害派遣要請を受け、倒壊の恐れがある高齢者住宅の雪下ろしをする自衛隊員=9日、新潟県魚沼市(県提供)
〔写真説明〕災害派遣要請を受け、倒壊の恐れがある高齢者住宅の雪下ろしをする自衛隊員=9日、新潟県魚沼市(県提供)
(ニュース提供元:時事通信社)


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