2026/04/30
防災・危機管理ニュース
【ニューヨーク時事】ニューヨークの国連本部で開かれている核拡散防止条約(NPT)再検討会議は29日、イランと核兵器保有国の米中ロの代表が演説し、それぞれの主張を展開した。イランの核計画を理由として米国が始めた攻撃を巡り、米国とイランは互いへの非難を繰り返した。
イランのナジャフィ国際原子力機関(IAEA)担当大使は、米イスラエルによるイラン攻撃が「平和的核開発計画に関する虚偽を口実に始められた」と主張。イランはIAEAの「完全な監督下にある」と述べ、条約が定める「原子力の平和利用」に関する「不可侵の権利」を米国が放棄するよう強要していると訴えた。また、NPT非加盟のイスラエルを加盟させ、核兵器を放棄させるよう求めた。たびたび示唆してきたイランのNPT脱退については言及しなかった。
ヨー米国務次官補(軍備管理・不拡散担当)は、イランはIAEAへの協力義務を定めたNPTに違反しており、「不拡散体制の基盤を守るため、この会議は違反者に責任を取らせるべきだ」と強調。米国は外交的努力を継続しているものの、イランがウラン濃縮凍結を拒否しているために成功していないと述べた。
ロシア代表は米英仏を名指しし、「西側核兵器保有国の挑発的な行動が国際安全保障環境の悪化を助長している」と批判。中国外務省の孫暁波軍縮局長は「一国主義がNPTへの重大な脅威となっている」と米国を非難した。こうした発言に米欧から反論権の行使が続き、加盟国の対立が鮮明となった。
〔写真説明〕29日、ニューヨークの国連本部で開かれている核拡散防止条約(NPT)再検討会議で演説するイランのナジャフィ国際原子力機関(IAEA)担当大使
(ニュース提供元:時事通信社)

- keyword
- 核兵器
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/10/27
-
個人情報漏えいはPHP修正で止まらない続発する不正アクセス
Webシステムからの個人情報漏えいが止まらない。企業規模を問わず、不正アクセスによる情報漏えいの公表が相次いでいる。さらに、Webシステムで広く利用されているプログラミング言語PHPの重大な欠陥が公表され、政府が修正対応を呼びかける事態にまで発展した。なぜ今、個人情報の漏えいが急増しているのか。10月7日にいち早く分析結果を公表したマクニカ・セキュリティ研究センターの瀬治山豊氏に話を聞いた。
2026/10/27
-
-
-
-
-
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/10/05








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方