2026/07/08
防災・危機管理ニュース
気象庁は8日、6月下旬の欧州の記録的高温は、偏西風が大きく北へ蛇行し、上空約1万メートルに達する「背の高い高気圧」が発達して停滞したのが要因だと発表した。晴れて日射が強いだけでなく、下降気流が発生して地表付近の空気が圧縮され、気温が大幅に上昇した。イベリア半島付近には、アフリカから高温の空気も流れ込んだという。
同庁異常気象情報センターによると、偏西風は上空の寒気と暖気の境界を西から東へ流れ、蛇行すること自体は珍しくない。しかし、今回は北へ大きく蛇行して欧州が囲まれたような形となり、その内側で高気圧が発達して停滞した。
熱波の被害が過去最大だった2003年夏に似たパターンだが、地表の地形や都市の影響を受けない上空1500メートル付近の気温は、当時を上回った。地球温暖化が進んだことも高温に寄与したと考えられるという。
(ニュース提供元:時事通信社)
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