【カイロ時事】イラン軍は9日、クウェートとバーレーン、カタールにある米軍基地への攻撃を実施したと明らかにした。イランは米国によるイラン再攻撃を受けて「壊滅的な打撃を与える」と宣言していたが、実際に報復に踏み切った形だ。
 イラン軍の声明によると、クウェートの防空システムやカタールの早期警戒アンテナ、バーレーンの燃料貯蔵施設を標的に無人機攻撃を仕掛けた。イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は「米国が攻撃を繰り返すなら、地域内の他の米軍基地にも対応を拡大させる」と警告した。
 これに先立ち、クウェート軍は9日、同国の防空システムが「敵のミサイルや無人機の攻撃」を迎撃していると発表した。「爆発音が聞こえるのは防空システムによる迎撃の結果だ」と説明した。
 バーレーンでも9日、軍が「イランの攻撃を迎撃した」と発表した。バーレーンには米海軍第5艦隊の司令部が置かれている。
 カタール外務省によれば、ムハンマド首相兼外相は9日、イランのアラグチ外相と電話で会談。ムハンマド氏は「全ての当事者が対話と外交に取り組むべきだ」と訴えた。 
〔写真説明〕軍事パレードで、隊列を組んで行進するイランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」の兵士=2024年9月、テヘラン(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)