【ニューヨーク時事】米国の気候研究機関「クライメート・セントラル」は13日までに、熱中症などの健康リスクが高まる高温多湿の「危険日」が、半世紀前と比較して年間10日から23日へと2倍超に増加したとの分析結果を発表した。日本では17日から40日と2.4倍となった。人類の活動が引き起こした気候変動が主な原因だと警鐘を鳴らしている。
 分析では、気温と湿度の両方を反映した蒸し暑さの指標である「湿球温度」が25度以上の日を「危険な高温多湿の日」と定義。例えば気温25度で湿度100%の場合に相当するが、気温が上がるほど湿度が低くても同じ値となり、気温35度なら湿度44%で達する。70年代(1970~79年)と現在(2016~25年)の年間平均日数を比較した。
 危険日は特に東南アジア諸国で多いが、世界各国で増加している。米国は10日から21日、中国は41日から53日、インドは101日から141日にそれぞれ増えた。
 世界全体と254の国や地域、離島に加え、961都市について個別に言及。日本の主要12都市の中では、福岡の危険日は以前が35日、現在は59日でいずれも最多。札幌が以前0日、現在1日でいずれも最少だった。
 クライメート・セントラルの担当者は、危険日に該当する環境では「効率的に汗をかいて体温を下げることができなくなり、健康が脅かされる」と指摘。今後も地球温暖化に伴い、発生の頻度が高まり、一層深刻化する恐れがあると述べた。 

(ニュース提供元:時事通信社)