【パリ時事】スペインの首都マドリード近郊で3件の大規模な森林火災が相次ぎ、政府は24日、マドリード自治州などを対象にした「国益に関する非常事態」の宣言を発表した。約2万5000ヘクタールが焼失。懸命の消火活動も、鎮火のめどは立っていない。
 森林火災は隣国フランスでも猛威を振るう。AFP通信によると、同国とスペインで計20万人以上が避難。両国は欧州連合(EU)に支援要請し、ギリシャやポルトガルが消火用航空機の提供を申し出た。
 スペイン捜査当局は24日、森林火災の火元で重機を使用していたとして、失火の疑いで1人を逮捕したと明らかにした。重機から出た火花が出火原因とみている。
 スペインは最高気温が40度を超す酷暑が続いた。乾燥が進み、強風も吹き、大規模な山火事は今月だけで17件に上る。サンチェス首相は25日に被災地を訪れ「人命と集落を守ることが最優先だ。あらゆる資源を投入している」と述べた。 
〔写真説明〕25日、火災が続くマドリード郊外の森林(AFP時事)
〔写真説明〕24日、スペイン中部アビラ県で、森林火災の消火活動に当たる消防ヘリ(AFP時事)
〔写真説明〕24日、マドリード近郊で、森林火災により立ち上る煙(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)