2026/08/02
防災・危機管理ニュース
熊本県内で最大震度7を観測した地震で、県災害対策本部は2日、死者が2人増え、災害との関連調査中も含め38人になったと発表した。このうち、車中泊をしていた70代女性が熱中症の疑いで亡くなり、今回の地震で、避難生活の身体的・精神的負担などが原因の「災害関連死」とみられる初めてのケースという。暑さが増すと予想される中、県や国は2次避難に向けた準備を急ぐ。
発生6日目となる2日午後の時点で、人的被害は152人、住宅被害は4213棟、断水は約4万6700戸。避難所206カ所に8480人が身を寄せる一方、車中泊など自主避難者は把握されていない。
県災対本部によると、70代女性は7月30日に車中避難中に発見され、その後に死亡が確認された。車はガス欠によりエアコンが作動していなかったという。県は災害関連死の可能性があるとしており、自治体が審査会で今後正式に判断する。
気象庁によると、2日は人吉市とあさぎり町で39.2度を観測し、最高気温40度以上の「酷暑日」に迫った。他に熊本市38.9度、甲佐町37.4度、八代市36.8度、益城町(熊本空港)で36.2度となった。熊本市は6日にかけて猛暑日が続く見込み。特に3日は県内観測史上初となる酷暑日が予想され、熱中症への警戒が呼び掛けられた。
災害関連死を防ぐため、県と国は2次避難に向けた準備を進めている。ホテルや旅館など73施設、最大約2200人分を確保できる見通しで、高齢者らの移動手段を検討している。応急仮設住宅は3日、宇城市(50戸)と氷川町(20戸)で建設に着手し、9月中の完成を目指す。
死亡が新たに確認されたもう1人は、宇城市で被災した80代男性。判明している住宅被害は全壊181棟、大規模半壊20棟などで、分類未確定が約2000棟に上る。
災害ボランティアの募集は益城、嘉島、御船3町に加え、宇城市と宇土市、美里町、甲佐町でも始まった。
気象庁によると、今回の地震後、体に感じる震度1以上の地震が2日午後3時時点で360回発生。震度5弱は5回、震度4は16回に上った。
(ニュース提供元:時事通信社)
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