2026/08/05
防災・危機管理ニュース
熊本県で最大震度7を観測した地震から9日目となる5日、被災地では7100人以上が避難生活を続けた。週末にかけて台風13号の接近が予想されており、同県などは車中泊や在宅避難を続ける被災者に警戒を呼び掛けている。
八代港(同県八代市)では同日、防衛省がチャーターする民間大型フェリー「はくおうII」による入浴・休憩利用や医療提供が始まった。2021年に成立した船舶活用医療推進法に基づく初の取り組み。多くの被災者が汗を流すなどしたが、台風接近のため翌6日からは実施を見合わせる。
JR九州は一部区間で運休中の九州新幹線について、新水俣―鹿児島中央間を7日から再開すると発表。当面は本数を減らし運行する。熊本―新水俣間は設備の損傷が大きく8月中の運行再開は困難としている。
県災害対策本部によると、5日午後6時時点で関連調査中を含めた地震の死者は38人。このうち9人は煙突が倒壊した日本製紙八代工場(八代市)で死亡した。同社の瀬辺明社長らは同日、地震後初めて記者会見し、被害状況などを説明した。
被災地の住宅被害は1万4572棟に上る。宇城市、甲佐町、八代市、氷川町の約4万4000戸で断水も続くが、生活用水は8月中に各地区で復旧の見込み。農業用水の復旧は見通せない。
熊本県は5日も晴れ、35度以上の猛暑日になる所が多かった。気象庁によると、甲佐町で38.6度、玉名市で38.3度、熊本市で38.1度、益城町(熊本空港)で36.0度を観測した。熊本市の予報では12日にかけ、最高気温35度前後、最低気温30度程度の厳しい暑さが続く見込み。同庁は熱中症を防ぐよう呼び掛けている。6日以降は台風13号の影響で風雨が強まる時期があるとみられ、土砂災害にも注意が必要という。
〔写真説明〕倒壊した家屋=5日午前、熊本県氷川町
〔写真説明〕防衛省がチャーターする民間大型フェリー「はくおうⅡ」による入浴支援を利用した子どもたち=5日午後、熊本県八代市
〔写真説明〕防衛省がチャーターし、入浴支援などを行う民間大型フェリー「はくおうⅡ」=5日午後、熊本県八代市
〔写真説明〕倒壊した家屋=5日午前、熊本県氷川町
(ニュース提供元:時事通信社)




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