【カイロ時事】イランのガリババディ外務次官は5日、事実上の封鎖状態にある原油輸送の要衝ホルムズ海峡の通航に関する対岸オマーンとの協議について、「新たな航路の大部分がイランの領海内となる」よう要求していると明らかにした。従来の航路が現在の安全保障環境に適していないと指摘した。国営通信が伝えた。
 ガリババディ氏は、新航路が妥結後2~4カ月程度、暫定的に運用されると述べた。ペルシャ湾内に向かう往路のほか、復路の一部もイラン領海内を通過することになると主張し、自国の管理が強化されると強調した。また、合意に向けて「最終段階に差し掛かっている」と語ったものの、依然調整が必要との考えも示した。
 一方、オマーンとの合意が海峡の開放を意味しないとの従来の方針も繰り返した。オマーンはイランと米国の交渉を仲介しているとされるが、同氏は米国が6月にイランと結んだ戦闘終結に関する覚書に違反したとして、交渉には信頼回復が必要だと訴えた。 

(ニュース提供元:時事通信社)