内閣官房は、防災庁関連の2027年度予算概算要求で、652億円を求める方針を固めた。26年11月にも同庁が発足することを受け、26年度の関連予算額218億円の約3倍とする。産官学連携による防災技術の研究開発や、社会全体の防災意識向上に向けた情報発信に力を入れる。
 防災技術の研究開発には、225億5000万円を投じる。テーマを決めて関係省庁が民間から技術や製品を公募し、自治体での活用までを一貫して支援する「防災技術・産業成長投資総合推進費」を創設。日本企業が持つ防災技術の海外展開も促進する。
 戦略的な情報発信には1億4800万円を計上。個人のライフスタイルの違いに合わせた行動変容を促すための広報コンテンツを作成するほか、災害時の誤情報の拡散防止にも取り組む。
 このほか、女性や子ども、障害者に配慮した避難所の生活環境を整備するため、自治体向けの事例集を作成。災害発生時に迅速に被災者を支援できるよう、民間の支援団体の情報を集めたデータベースの整理も進める。 
〔写真説明〕内閣官房=東京都千代田区

(ニュース提供元:時事通信社)