政府は10日、人工知能(AI)技術を活用した農業を促進するため、規制緩和の対象として、北海道十勝地域の帯広市など19市町村を国家戦略特区に指定することを決めた。公道におけるロボットトラクターの自動走行や、ドローンによる農薬散布などを行う際の手続きの簡素化といった特例措置を適用する。
 現行法では、無人の自動走行が可能なロボットトラクターでも、倉庫から畑などの間の公道を移動する際は人が乗って運転する必要がある。広大な土地で複数のトラクターを使う場合、1台ずつ運転する手間がかかり、省人化の効果を十分に発揮できない課題があった。
 特区では、有人のトラックなどと隊列を組めば無人走行を認める。無人走行に必要な通信環境の整備でも規制緩和を行う。 
〔写真説明〕遠隔操作で操縦され、無人で走行するロボットトラクター

(ニュース提供元:時事通信社)