不祥事進行の各レベルにおける対処方法をディスカッションさせる方式(ディスカッション方式)は臨場感もあって効果があります

1.平時の備えの重要性

これまで11回にわたって、企業不祥事が発生した場合の社内調査の進め方について解説してきました。社内調査の端緒としていかなるものがあるか、それぞれの端緒に即した社内調査の進め方はいかにあるべきか、実際の調査手法としての電子メール、監視カメラ等の問題点やヒアリングの具体的手法についても詳述しました。また、社内調査の結果をいかに公表すべきかを解説し、前回は子会社の不祥事問題にも言及しました。 

今回はこのシリーズ最終回として、少し角度を変え、企業不祥事を防ぐために平時において何をなすべきかについて解説を試みたいと思います。平時の備えこそ不祥事予防の最たるものであり、常に不祥事と背中合わせにあるとの高いコンプライアンス意識をもって普段の業務に当たることこそが、職場に緊張感をもたらし、モラルハザードを回避するための近道となります。 

平時の備えとしては、これまでにも触れた不祥事抑止手段としての様々なツールがありました。電子メールや監視カメラでのモニタリングも不祥事が発生していない段階における平時の備えでした。また、所持品検査、アルコール検査等もそのような不祥事抑止のための平時の備えと言えるでしょう。 

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