2019/02/26
本気で実践する災害食
いつどこで発生してもおかしくない災害にどう備える
■災害は予想できません。いつ、どこでも、どこからでも、だれにでもやってきます。
空港などの集客施設が孤立したとき、事業主は「部屋に鍵をかけてだまり戦術」で切り抜けることはできません。なんとかしないとどうにもならないわけです。もちろん、関西エアポート株式会社も懸命にやりました。幸い今回の戦いでは、保存パン、ビスケット、飲料水が功を奏しました。しかし弁当が登場するとは意外でした。日本人は弁当が好きですが、外国人に弁当とは度肝を抜かれたことでしょう。
災害食の備蓄はたったの1回分だけでは対応できないことがわかります。3日分は最低でも必要です。しかも多様性(同じものの繰り返しでなく毎回違うものを配る)が求められます。毎日、乾パンばかり食べるわけにはいかないでしょう。
もちろん、ライフラインが不通になるという最悪の場合を考えて準備しなければいけません。幼児、高齢者、病人、嚥下困難者、宗教による食事制限者などへの対応も必要です。
すぐ配ることができる→開封してすぐ食べられる→残食が少ない→食べた後のゴミが少ない→不安な気持ちが癒される(おいしい)など災害食はオールマイティでなければならない。偽札のように気休めのために備蓄してはならないのです。実際に使える現ナマでなければ!
敵が去った後、「構えはOKだったか、抜かりはなかったか」など反省し戦略を練っていますか?
以上の内容には関西エアポート株式会社 危機管理課のI氏との電話取材(2019年2月5日)が含まれています。取材に応じていただいたI氏に御礼を申し上げます。
今回は企業の備蓄と災害後の非常食について考えてみました。
(了)
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/02/17
-
-
-
-
-
今年の夏は大規模停電のリスク大?
今年の夏、東京電力管内を中心に電力不足が懸念されています。需要に対する供給力の余裕を示す「予備率」が1パーセントを切る見通しで、もしそこで突発的な発電所の事故や故障が起きれば予備率はさらに低下、マイナスに陥りかねません。大規模停電のリスクについて、東京電機大学名誉教授の加藤政一氏に聞きました。
2026/02/12
-
-
-
海外危機管理マニュアルの作成が急務
海外に社員を送り出す企業にとって、緊急事態が発生した際の対応体制は必須。どんなに現地に慣れたベテランでも、自分の身を守り切れない事態は起き得ます。ましてや現在は安全保障上の国家対立が深まり、東アジアの緊張も高まっている時代。海外危機管理サービスを手がける安全サポートの有坂錬成代表取締役に、海外進出企業が取り組むべき対策を聞きました。
2026/02/05








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方