祭りは近所づきあいを深めるチャンスです 写真AC

みなさん、はじめまして。香川大学の磯打(いそうち)です。主な研究テーマは事業継続計画(BCP)や、地域の継続計画(DCP:District Continuity Planと呼ばれています)、それから2014年に新たに制度化された「地区防災計画」などです。「えっ、そんな言葉聞いたことがない」という方も心配しないでくださいね。難しいことではありません。今後これらについても説明していきます。

私は、香川大学に来る前は、民間のコンサルタント会社に長く勤めていました。各分野のプロフェッショナルの方が記事を書いている媒体にはじめての執筆で、加えて人生初の連載で緊張しています(笑)

これから企業と地域の関係性について、BCPの側面や地域防災の観点から記事を執筆していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

企業にとってのご近所づきあいとは?

ところで、みなさんの会社は周辺ご近所とのおつきあいはありますか?

お隣の会社や住民の方と顔を合わせれば挨拶したり、何気ない会話が生まれるような関係ですか?

町内会やまちづくり協議会へはどうでしょう? お祭りや防災訓練に参加したり、何か頼んだり頼まれる関係でしょうか?

町内会などの活動のように、一見自社の業務に関係なさそうな地元の集まりに顔を出すことは、自社の事業継続を考える上で、実は大変重要な情報を得られるチャンスになるんです。

今回はその理由について考えてみたいと思います。