佐伯さんが普段から持ち歩いてる20キロのリュックを代わる代わる試す女子達。左から時東ぁみちゃん、佐々木ゆかちゃん(常総市出身シンガーソングライター、防災士)、赤プル。到底こんな量を、普段からは持ち歩けません。私は必要最低限を持ち歩く!

災害時に実は大事なもの

防災とひとくくりにされがちですが、日本の法律では、予防、対応、復旧復興まで入るのだそうです。全てを網羅して人に伝えていくことは、とてもじゃないけど難しい。

でも、いざという時必要な事くらいは発信していきたい! 間違えて伝わってしまったらとんでもないことですけど、こうして学んだ事を書く事で、ちょっとでも興味を持ってもらうことがわたしの役割だと思ってます。

という事で、今回もうひとつ衝撃的だった事。

なんと先日、自分の防災ポーチを見直した時、必要ないかなと思って出してしまったものが、実は災害現場で一番必要なものだったんです!

それなんだと思います?

サージカルグローブなんです!! 私はビニール手袋と呼んでいました。これまで、髪を自分で染める時と餅つき大会を手伝う時と、掃除の時しか使った事がなかったので、防災ポーチに入れておきながら、そう言った用途を考えていました。なのでいわゆる、2次の備えです。

■防災の備え 0次1次2次の考え方(NHK・防災特集)
https://www9.nhk.or.jp/archives/311shogen/bousai/02.html

ところがどっこい全然違った!!

私の中には毛頭、けが人を救う想定がなかったことに気づかされまして、大きく反省です。災害現場で一番怖いのは感染症! 血液や体液からの感染症を防ぐのに有効なのが、このサージカルグローブというわけです。

このクリームを塗ってサージカルグローブの練習しました。私はギリギリセーフと言われましたが、実は1滴指先にありました(汗)

血液や体液が付いてしまったグローブの外し方も丁寧に訓練してもらい、蛍光クリームまで使い、外したあと、手についているかまでチェックされました!パチンと鳴ってしまったら、まずアウトですからね! これが上手く出来ない人は、救助はやらないという選択をしてもいいそうです。判断が大事。「他にも役割がある」とも(役割という言葉に勇気をいただいたりしました)。

もちろん、「やりたいなら訓練が必要だよ!」とも言われました。こんなことなかなか教われないです。

他にも、持ち物の例をあげるならば、何気なく持っていたヘッドライトも明るすぎては返って見づらい、とくに資料などは読めない、まぶしすぎる。生活するにはランタンを用意した方がいいということや、トイレを持ち歩いてもプライバシーを守れるところがあまりない、家に置いておく方がいいなど。聞いて判断するのも自分です。

1平方メートルあたりに7人。首都直下地震で帰宅困難になった時の割合だそう 満員電車よりきついと感じました

他にも帰宅困難者対策の理由を体感として教えていただいたり、書ききれないほどの盛りだくさんの内容でした。またもしかしたら、記事に書かせていただくかもしれません。そして、機会があれば、もっと本格的な訓練も受けてみたいですね。

今回、本当に真剣な内容で身につまされることや、考えさせられる事が多かったですし、また間違えや失敗もあり、それでようやく身についた感覚もあります。そして、とにかく楽しかった。終始、楽しく学ばせていただきました。

機会を作ってくださった時東ぁみちゃん、講師の佐伯先生ありがとうございました。

講師の佐伯さん(中央)

講師 佐伯潤さん(国士舘大学 防災 ・救急救助総合研究所)
災害関連死低減のための民間企業による会議体組織「防災衛生会議」の立ち上げプロデュース、災害関連死低減に資する自助のための災害備蓄用品「防災衛生パーソナルキット」の開発も手がける。

(了)