台風15号に関する要望書を武田担当相(左)に手渡す小池知事

東京都の小池百合子知事は24日、東京都千代田区の内閣府を訪問。武田良太・防災担当大臣と面会した。東京都町村会長の河村文夫・奥多摩町長および東京都島しょ町村会長の三辻利弘・大島町長と共に、台風15号被害について激甚災害指定など国への要望を行った。

都内では島しょを中心に被害が大きく、住宅1200棟超のほか、道路や河川、港湾や農業など被害は多岐にわたっている。都からは激甚災害指定の他、災害復旧事業の早期採択、都と島しょ町村への財政支援などの要請が行われた。

小池知事は面会後に報道陣の取材に応じ「激甚災害指定の他、災害復旧事業の早期採択などを要望した。激甚災害指定は農業について国から受けられると聞いており、確認した」と述べた。

千葉県の他都内島しょ地域でも多い、家屋の屋根の損壊に対する国の支援については「千葉県などでは認めるということだが、被害を精査したうえで(都内でも)支援を認めてほしいとお願いした。(武田)大臣は被害状況を見て判断するとのことだが、台風17号でも強風が起こっており、島しょの元気を取り戻すためにもお願いしたい」と述べた。武田担当相は15日に大島と新島を視察しており、国は被害状況を精査したうえで手続きを進める方針。

(了)

リスク対策.com:斯波 祐介