避難は明るいうちに

このことから言えるのは、夜の走行は深さが分からないので車で避難すると危険になる。必ず昼のうちに避難するか、もしくは、標高などを認識しながら、走行することが重要になります。

現状のカーナビに標高表示はないものがほとんどです。水害時モードなどで、低いところが表示されるような工夫があってもいいのかもしれません。しかし、それに頼るのは危険で、昼のうちの避難を心がけることが重要といえるのではないでしょうか?

本永氏の車は深いところに気付かず突入したものの、車高の高い車でしたので、なんとか脱出できました。後述の動画で自分なら何ができるか考えてみてほしいと思っています。

水没しかかったものの脱出した先には、さらに1メートル低い場所がありました。こちらです。

ここはもはや川のような状況です。

 

こちらも映像をご確認いただければわかりますが、流されてもおかしくない状況です。そして、このような状況ですが、外でひざまでつかりながら作業されている方の姿も後述の動画では映っています。

本永氏はいったん、より高い道にでる左にハンドルを切ったものの、深さがあり進めず、さらに低くなる右側の道にでました。この道は幸い、道路の左側は少し高く、最終的には標高が220メートルある道路まで脱出できました。

ご無事でよかったと思います。そして、誰にでも起こりうる状況だとも思うのです。この状況をどうしたら避けられるのか、講演でも紹介していますが、お会いできない方もいますので、YouTubeページを作って動画にしました。よろしければ番組登録お願いいたします♩ 動画も増やしていく予定です。皆さまの防災レクチャーでもご活用ください。

夜、クルマで水没してしまうワケ(出典:YouTube あんどうりす 防災・減災ch)

多くの方に昼間の段階での早期避難の参考にしていただければ幸いです。
本永さま、動画提供ありがとうございました。

(了)