2019/12/12
ニュープロダクツ

アイコムは12月上旬、GPS搭載のトランシーバー「IC-DRC1MKII(マークツー)」を発売した。通信相手の位置情報をPCの地図上にも表示できる他、応答がなくても通信相手の周囲の音を聞き、異常をいち早く知ることもできるなど、連絡手段以外に防災や防犯に役立つ機能をそろえた。
GPSが搭載されていることから、相手までの距離や方角などが分かる。無償ダウンロード可能なソフト「RS-DRC1」をPCにインストールすると、地図上に相手の位置を表示できる。またモニタリング機能があり、通信相手にリクエストを送り、通信相手の周囲の音を遠隔操作により聞くことが可能。事件や事故で相手が声を出せない場合でも、周囲の状況や異常を知ることができることに加え、状況によっては呼びかけも行える。
通話エリアは約500メートル~2キロ程度。市街地では短く、郊外では長くなる。希望小売価格は2万9800円(税別)。年間販売目標は1万台としている。
■ニュースリリースはこちら
http://www.icom.co.jp/release/20191205/
(了)
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com:斯波 祐介
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