2020/02/13
ニュープロダクツ

昭文社は2月12日、学校の通学路の安全確保や教員の働き方改革の必要性に対応して、教育現場を支援する新製品『通学路安全支援システム』をリリースした。先進的な取り組みを実践している守谷市など茨城県全域の公立小学校(474校)にアンケートを実施して開発したもの。同社がこれまで培ってきた地図アプリ開発技術と電子地図ソフトの利用を組み合わせることで、導入しやすい提供価格を実現している。
同システムでは、児童の氏名・自宅住所と、定期点検によって確認された危険箇所を登録することで、リスクの高い通学路を通る児童が瞬時に地図上に展開される。これにより、横断歩道やガードレールの設置、110番の家の設置など、事件・事故を未然に防ぐ対応・対策のスムーズな実施が可能となる。学校等で設定している通学路だけでなく、児童の自宅から学校に至るまでの経路を登録することで、特にリスクが高まる一人通学の区間等を念頭に置いた危険箇所も抽出できる。
地図上に表示される情報は登録内容に応じて切り替えられるため、より実態に即したリスクの可視化と分析、対策が可能。登録された情報はCSVファイルや画像として出力できることから、校内や各家庭への情報共有や通学路点検時の報告書作成業務も効率化される。
同製品は、PC端末にインストールするだけで使用できるパッケージ型ソフトウェア。インターネット通信も基本不要なため、情報漏洩のリスクも大きく軽減される。販売価格は5万円(税抜)。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
ランサムウェアの脅威、地域新聞を直撃
地域新聞「長野日報」を発行する長野日報社(長野県諏訪市、村上智仙代表取締役社長)は、2023年12月にランサムウェアに感染した。ウイルスは紙面作成システム用のサーバーとそのネットワークに含まれるパソコンに拡大。当初より「金銭的な取引」には応じず、全面的な復旧まで2カ月を要した。ページを半減するなど特別体制でなんとか新聞の発行は維持できたが、被害額は数千万に上った。
2025/07/10
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/07/08
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/07/05
-
-
-
-
-
-
「ビジネスイネーブラー」へ進化するセキュリティ組織
昨年、累計出品数が40億を突破し、流通取引総額が1兆円を超えたフリマアプリ「メルカリ」。オンラインサービス上では日々膨大な数の取引が行われています。顧客の利便性や従業員の生産性を落とさず、安全と信頼を高めるセキュリティ戦略について、執行役員CISOの市原尚久氏に聞きました。
2025/06/29
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方