2017/03/03
ニュープロダクツ

NPO法人防災デザイン研究会は1日、地図上で避難計画を作る際に役立ち、津波や洪水が起きた時の水位に貼って浸水を認識する防災学習啓発用マスキングテープを販売開始した。津波避難や緊急避難場所などを表すピクトグラム(絵文字)13種がプリントされているものと、津波、洪水のイラストを使ったデザイン2種の全部で3タイプ。価格は1個(10m巻)350円、3タイプセットが1000円(いずれも税抜き)。
住んでいる地域のハザードマップや防災マップ上に緊急避難場所などを示すピクトグラムを貼って、自分が避難する場所や災害が起きやすい場所を確認して避難計画を考えることができる。
もしも津波や洪水が起きたら浸水がどのくらいの高さになるか調べ、その位置にテープを貼って可視化する。大切なものがあれば、それよりも高い位置に置くなど、対策ができる。
同会では「ワークショップや子どもを対象にした防災学習イベントなどで使い、災害時の避難について話すきっかけになれば」とする。

(了)
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/08/19
-
-
-
-
「自分の安全は自分で」企業に寄り添いサポート
海外赴任者・出張者のインシデントに一企業が単独で対応するのは簡単ではありません。昨今、世界中のネットワークを使って一連の対応を援助するアシスタンスサービスのニーズが急上昇しています。ヨーロッパ・アシスタンス・ジャパンの森紀俊社長に、最近のニーズ変化と今後の展開を聞きました。
2025/08/16
-
-
白山のBCPが企業成長を導く
2024年1月1日に発生した能登半島地震で震度7を観測した石川県志賀町にある株式会社白山の石川工場は、深刻な被害を受けながらも、3カ月で完全復旧を実現した。迅速な対応を支えたのは、人を中心に据える「ヒト・セントリック経営」と、現場に委ねられた判断力、そして、地元建設会社との信頼関係の積み重ねだった。同社は現在、埼玉に新たな工場を建設するなどBCPと経営効率化のさらなる一体化に取り組みはじめている。
2025/08/11
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方