アリイ社長はクラウド社会に対応したApertureの意義を説明

パロアルトネットワークス株式会社は17日、法人向けにSaaSアプリケーション上のデータ保護を高めるクラウド型のセキュリティサービス「Aperture」(アパチャー)の提供を開始すると発表した。情報漏えいやマルウェア感染の防止などを行う。

SaaSはインターネット経由でユーザーが必要な分だけサービスを利用するソフト。Salesforce(セールスフォース)やGoogle Drive(グーグルドライブ)などが知られている。Apertureでは同社のファイヤーウォールと組み合わせ、マルウェアのブロックを行う。

またSaaSでのユーザーやフォルダ、ファイルの動きも確認でき、内部不正の防止効果もある。リスクへの対処基準についてはユーザーがポリシーを設定でき、これに反する動きがあればデータの削除といった対処が行われる。

パロアルトネットワークスのアリイ・ヒロシ社長は17日の記者発表会で「現在クラウドはビジネスモデルの変革期にある。SaaSのニーズは高まっており、このセキュリティは必須となっている」と説明し、SaaS利用のセキュリティ向上へ同社サービスの導入を呼びかけた。

■ニュースリリースはこちら
https://www.paloaltonetworks.jp/company/press/2017/jp-aperture-launch.html

(了)