赤プルさんの本番前の一コマ。左がコンビを組んでいる旦那様 (画像提供:赤プルさん)

茨城出身の赤プルです!
先日驚いた事がありました!

私は現在、主人とのコンビ「チャイム」として、定期的にお笑いライブに出演しています!

ほとんどのお笑いライブには、出演芸人全組がネタを披露した後、全員が出揃い、それぞれが次回のライブであったり、テレビ出演の告知をする、エンディングコーナーがあります!

先日出演したライブのエンディングで、意気揚々と「防災士への道の連載がスタートしたのでみてください!」と告知すると、舞台上の出演者、そして、客席のお客様の頭の上に、「?」が浮かんで見えるのです。

やっぱりみんな、赤プルが防災士になろうとしてるのを、疑問に思うんだなと思っていると、MCの方に「ぼうさいしってどんな漢字を書くんですか?」と聞かれたのです。

どうも赤プルが「ボウサイシ」と発言すると、そのボウの響きが、防災士の防ぐの字ではなく、「暴走族」の暴れるという字の印象になるらしいんです。
※茨城=暴走族というのが、世間の偏った印象なんですね。(赤プルのキャラもあるのでしょうけれど)

これはまずったなぁと思いながら、一生懸命「防災士」について説明するんですが、私自身もよくわかってないんですね。

これは、一言で説明できるようにならないとなぁと教本を開いたんですけど、1ページ目の防災士とは、こんな風に乗ってるんですね。

防災士とは「〝自助〟〝共助〟〝協働〟を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得したことを、日本防災士機構が認証した人です」と書いてあります。

が、正直よくわからなかったんです!

防災を学ぼうと申込んだは良かったのだけど、そもそも防災士ってなんなの?っていう振り出しに戻ってしまったわけです。本当にまずいですよね。

で、防災士の資格を取得しているリスク対策.comの編集部の方にちょっと聞いてみました!

赤プル(以下、赤):「防災士」を人にうまく説明できずに困ってます。まず、ここに書いてある「自助」「共助」ってなんですか???

リスク対策.com編集部(以下、リ):確かに。まずはそこからですね。赤プルさん、阪神・淡路大震災は覚えていますか?

赤:もちろんです!
私が高校生2年の冬でしたから、20年以上前ですね。

リ:そうです。今から22年前の1995年1月17日、主に兵庫県を中心に発生したM7.2の巨大地震で、死者6434人、4万3792人という多くの犠牲を出した地震です。

赤:本当に大きな被害でした。
当時の話は、京都出身の主人からもよく聞いています。

リ:その阪神・淡路大震災が発生した直後、16万4000人ががれきの下敷きになり、およそ8割の人は自力で脱出しましたが、それでも約3万5千人が生き埋めになったままでした。この生き埋めになった人たちを助けたのは誰だと思いますか?

赤:うーんそうですねえ、消防の人とか自衛隊の人ですか?

リ:それが実は違うのです。消防や警察、自衛隊に助けられた人はそのうちのおよそ2割で、8割にあたる2万7000人の方は近隣の住民の人に助け出されたのです。
出典:阪神・淡路大震災における救助の主体と救出者数(「大規模地震災害による人的被害の予測」河田 惠昭(1997)自然科学第16巻第1号参照。割合は内閣府追記)(出典:内閣府)

赤:近隣の住民っていうのは、一般の人ってことですか?!
確かに、消防や警察の人だけでは、とても手が足りな
さそうです。

リ:さらに防災士教本によると、消防や警察・自衛隊に助けられた8000人のうち約半数の方はお亡くなりになったのに比べ、近隣住民の方に助けられた方で亡くなった方はおよそ2割程度だったそうです。災害発生から24時間以内の素早い救出がいかに大事なことが分かりますね。

赤: 助かった人は、すぐに人を助ける!これが大事なんですね!それって、私が持ってる防災士教本にも書いてあるんですね(汗)

リ:そうなんです。災害の時にはまず「自分が助かること」。そして「身近な人を周りの人が助けること」が重要なのです。これを「自助」、「共助」と言います。もうひとつ、「公助」というものもあります。これは文字通り政府や自治体による支援ですが、先にもお話ししたように限界があります。できるだけ頼らないようにすることが大事ですね。

赤:なるほど!よくわかりました!
自助というのは、まず自分が助かること。共助というのは、周りを助けること。

リ:私が防災士になったときに言われたことは、防災士の役割は「助けられる側から助ける側にまわること」でした。そのためにはまず自分が助かることが必要です。赤プルさんも勉強を通じて、災害に対して正しい知識を持ち、「助けられる側から助ける側」にまわれるようにしたいですね。

赤 : 防災士の役割!これを知ることがとても重要ですね。
まさに私が災害時、何かしたくても何をすればいいかわからなかった!
その答えが、「助けられる側から助ける側にまわること」だと実感が湧きます!


今回は防災士の役割と、「災害に対して正しい知識を身につけなければ、助ける側には回れない」ということが分かりました。

前回もお話ししましたが、私は現在整理収納アドバイザーの資格も取っており(実は調理師免許も持ってます!)、出身地の常総市で水害を経験したことから「防災」と「整理収納」をこれからもっと勉強したいと思っています。

防災士の勉強、引き続き頑張ります!

整理収納アドバイザー講座でのお昼の一コマ。※こちらも勉強を続けています。(画像提供:赤プルさん)

(了)