新たに追加された案内用図記号とヘルプマーク

また、15種類の新しい案内用図記号および「ヘルプマーク」を追加しました。新たに追加された記号には「無線LAN」「充電コーナー」「海外発行カード対応ATM」などがあります。時代が反映されていて面白いですね。

ヘルプマークとは、援助や配慮を必要としている方が身に付けることで、周囲の方に配慮を必要としているのを知らせることができる表示です。

写真を拡大 新たに追加された15種類の案内用図記号と「ヘルプマーク」(経済産業省 産業技術環境局 国際標準課 案内用図記号のJIS改正より)

おなじみのJIS Z8210 案内用図記号は、前述のJIS規格7種類を2年間の移行期間(2017.7.20~2019.7.19)を経て、ISO規格(国際規格)に整合され2019年7月20日に改正されています。
https://www.mlit.go.jp/common/001315215.pdf

時代や必要に応じてピクトグラムは追加されています。

1. 先にISO規格され、その後、JIS規格された事例

実はおなじみの津波注意、津波避難場所、津波避難ビルのいきさつになります。

消防庁が提案した「津波に関する統一標識」図記号は、2008年7月、国際標準化機構(ISO)により国際規格化されました。その後、2009年3月20日付けでJIS規格として公示されました。

消防庁提案の「津波に関する統一標識」図記号のJIS化決定
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/h21/2103/210323-1houdou.pdf

2. 法律の改正で追加された事例

2018年7月25日に公布された「健康増進法の一部を改正する法律」(受動喫煙対策)の施行に関し、その関係政省令・告示の主な内容および施行にかかる留意点などについて、厚生労働省から地方自治体へ技術的助言が通知されました。つまり、「加熱式たばこ専用喫煙室」の記号が追加されました。

「健康増進法の一部を改正する法律」の施行について(加熱式たばこ専用喫煙室の記号は、34ページ目にあります)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000483545.pdf