2017/06/09
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
スーツにも使える、アウトドア性能を持つレインウエアたちを紹介します!
最後はこちら。スノーピークの2製品。
この3レイヤーソフトシェルは伸縮性のあるスノーピーク独自の透湿防水素材です。耐水圧2万mm、透湿性は1万 g/m2・24hrsです。
ビジネスにフィットすることをコンセプトにしていますので、年代を選ばず使いやすいデザインです。

3レイヤーソフトシェルコート
https://store.snowpeak.co.jp/page/1391
4万8000円(税抜き)
スノーピークは他にも防水ではなく撥水素材ですが、ジャケットも出しています。
レインウエア、そのものが苦手という方も、ジャケットそのものでまずは濡れない事に気を使う生活を始めるのもありかもしれません。

ウォーターレジスタンスコンフォートトリップジャケット
https://store.snowpeak.co.jp/page/1287
3万8000円(税抜き)
ということで、いくつか商品を見ながら考えてきましたが、もしも透湿防水素材を選ぶなら、ここもチェックしてください。シームレスという布と布をテープのようにつなぐ処理があるのですが、これがちゃんとしていないと、いくら生地の性能がよくても濡れてしまいます。
使う場面が、メインがビジネスなのか、それともある程度ハードな現場に出ることもあるのか、それらを総合的に判断して、選んでいただければと思います。
ただし、高いから、もう100円程度のビニールカッパでいいわ・・・というのは、防災に携わっているなら絶対にダメですから!
濡れるわ、蒸れるわで、体温が下がりやすく、助けられる側になってしまうし、あなたを救助する人の2次災害の危険もあります。
日本では梅雨にしろ豪雨にしろ毎年必ず雨による災害が予想されるのです。それに対して、レインウエアさえ準備しないなんて、ありえない!
ビニールカッパでさえも豪雨では役立たないのに、なんで防災本はすすんでビニール袋からカッパを作ろうとか勧めるのが好きなのでしょうね?できるだけ多くの人が透湿防水素材のレインウエアを持っていたら、助けられる人が減ります。どうしようもない時の、0よりましという程度の最後の手段ばかり教えるのではなく、いつも来る雨に対してはベストな対策も普及させることが命を守るのではないでしょうか?命を守る技術がちゃんとあるのに、そしてこれだけ雨が日常でもあるのに、普段から使わないのって、自然から離れた生活をしすぎているのかなとも思います。
いつもちゃんとしたレインウエアを着ていれば、豪雨の時に地震があっても、それを着ているから雨対策には困らないはずです。
ということで、今年こそはレインウエアご用意ください!
予算がないという方は、この日をぜひご利用ください!
6月18日は父の日!
レインウエアのためにあるような日程ですね!
(了)
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