2017/06/08
ランサムウェアと最新セキュリティ情報

国土交通省は6日、運営するサイト「土地総合情報システム」で寄せられた「不動産取引価格アンケート回答」の情報流出の可能性があることを発表した。ウェブアプリケーション作成のためのフレームワークである「Apache Struts2」(アパッチ ストラッツ2)の脆弱性を突いた不正アクセスを受けたためで、最大4335件が流出した可能性があるという。
流出した可能性があるのは同サイトで4月7日~6月2日までに不動産取引についてアンケート回答された氏名・法人名、契約日、価格取引など最大4335件。また、登記所で入手可能な情報ではあるが、不動産所有権移転登記情報も最大19万4834件が流出した可能性があるという。
国交省では「土地総合情報システム」のアンケート回答の機能を停止。流出の有無を調査し、再発の防止のための対策を検討しているという。
■ニュースリリースはこちら
http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo05_hh_000129.html
■関連記事「Apache脆弱性突き情報流出相次ぐ」
http://www.risktaisaku.com/articles/-/2499
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
- keyword
- 国交省
- サイバーセキュリティ
- Apache Strats2
- サイバー攻撃
ランサムウェアと最新セキュリティ情報の他の記事
おすすめ記事
-
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/08/19
-
-
-
-
「自分の安全は自分で」企業に寄り添いサポート
海外赴任者・出張者のインシデントに一企業が単独で対応するのは簡単ではありません。昨今、世界中のネットワークを使って一連の対応を援助するアシスタンスサービスのニーズが急上昇しています。ヨーロッパ・アシスタンス・ジャパンの森紀俊社長に、最近のニーズ変化と今後の展開を聞きました。
2025/08/16
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方