2017/06/26
ランサムウェアと最新セキュリティ情報

日本マイクロソフトなど8社は23日、「ID-based Security イニシアティブ」と題した団体を発足したと発表した。クラウドやIoT利用が進む中、IDに主眼を置いたセキュリティ対策を推進していく。
参加企業は日本マイクロソフト以外にインテリジェンス ビジネスソリューションズ、FSネットワークスジャパン、サイバートラスト、Sansan、富士通、マネーフォワード、ラック。これまでのセキュリティ対策は個別の端末やサーバーに主眼が置かれがちだったが、近年はクラウドやIoTの利用が急増。どこででもデータを利用するために必要なIDに重きを置いたセキュリティ対策を進めるべきだとしてこの取り組みを開始することになったという。
同団体では生体や二要素認証といったID利用の安全性向上などを進め、アプリケーションベンダーやインテグレーターと技術情報開発や技術者育成などで協力。政府や各種協会への働きかけも行う。今後1年間で参加企業を200社に拡大、技術者1000人を育成する計画。
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
ランサムウェアと最新セキュリティ情報の他の記事
- 人材不足ウェブ業界セキュリティ支援
- サイバーセキュリティ情報共有を推進
- マイクロソフトなど、ID主体セキュリティ
- ランサムウェア対策に特化したソフト
- TwoFive、なりすましメール検知
おすすめ記事
-
苦境に立っている企業は声をあげるべき一方向のメッセージだけ優先するのは危険
緊急事態宣言によって経済社会のダメージが一層深刻化。先行きが見通せない状況が続くなか、飲食大手では「このままでは雇用を守れない」として営業時短要請に応じない動きが広まっています。企業の危機管理担当者が持つべき視点と取り組むべき対策を聞くリレーインタビュー第3弾は、危機管理広報の観点からの意見を紹介。
2021/01/27
-
「ジョブ型」へシフトできない姿が露呈変わらなければ人は入って来ない
新型コロナウイルス感染症の先行きが見通せない状況が続いています。企業の危機管理担当者がいま持つべき視点と取り組むべき対策を、感染リスクと事業継続リスクの側面から聞くリレーインタビュー第2弾。プリンシプルBCP研究所の林田朋之所長のコメントを紹介します。
2021/01/26
-
従来のビジネストレンドが「加速」する当座をしのぐことより中長期を見すえて
緊急事態宣言の再発令で経済社会のダメージが一層深刻化、先行きも見通せないなかで企業の危機管理担当者がいま持つべき視点と取り組むべき対策は何か。感染リスクと事業継続リスクの側面から、専門家にリレーインタビューします。
2021/01/25