IoTデバイスの監視や工場の生産ラインなどの異常予兆検知に幅広く利用できる

NTTアドバンステクノロジは、NTTネットワーク基盤技術研究所が開発した「ディープラーニングに基づく、異常検知・要因推定を実現するソリューションDeAnoS(Deep Anomaly Surveillance、ディアノス)」を商品化し、「@DeAnoS」(アットディアノス)として今秋発売する。

同製品は、保守者の経験や設計に基づく従来の異常検知方式では対応が難しかった「異常要因の推定」「潜在的な未知の障害の発見」を、ディープラーニングにより解決へ導く異常予兆検知ソリューション。多様な機器から収集される大量のデータにしきい値やルールを設定する膨大な時間と手間を最小化し、見極めの難しい異常判断を容易にする。サーバーやネットワークの監視をはじめ、IoTデバイスの監視や工場の生産ライン、プラント、IoT家電などの異常予兆検知に幅広く利用できる。

また、企業現場の業務効率化、働き方改革に活用できるNTTデータのRPAツール「WinActor」との組み合わせにより、装置ログ等の収集、異常予兆検知後のアクションなど、オペレーションの自動化を可能にする。

さらに、企業に蓄積された膨大なデータを集約・分析できるBI(ビジネス・インテリジェンス)ツールとの連携により、マウス1つで異常箇所の確認、絞り込み、推定された要因の確認を容易に行える。これらの機能により、異常の早期発見、障害からの早期復旧などが可能となる。

同社は同ソリューション提供にあたり、客の環境への適用に向けた導入コンサルティングとして事前検証・PoC(概念実施)を実施し、提供形態の提案、カスタマイズ開発などの導入支援、導入後のコンサルティングサービスも提供する。

今後の展開では、オンプレミス版に加えてクラウド版を提供するほか、データ収集基盤との連携によるトータル監視ソリューションの提供も予定する。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部