2025/07/22
ニュープロダクツ

ドローンを用いた調査・点検・測量サービスや自社開発ドローンの販売・レンタルなどを手掛けるLiberawareは、狭小空間での点検・計測に特化したドローン「IBIS2 Assist(アイビスツー アシスト)」を販売する。2023年6月に発売した「IBIS2」に、狭小空間に適したホバリングアシスト機能を追加することで、従来機の操作技能習得で課題に上がることの多かった「ホバリング」を簡単に行えるようにしたもの。これにより、企業へのドローン導入のハードルを下げるとともに、導入企業の点検作業効率の向上を図る。
新型ドローンは、気圧センサ、IMU(慣性計測装置)、上下方向ToFセンサを使用し、センサ融合によって機体の状態を判断することで、狭小空間に適したホバリングアシストを行う。上下4メートル以内に障害物がある環境において簡単に高度を維持できるほか、複数のセンサで機体の上下方向の変化を判断しているため、段差や狭小部への進入などでも高度を維持したまま飛行できる。
同製品の外形寸法は、194×198.5×58ミリメートル。重量は243グラム(機体150グラム、バッテリ93グラム)。 最大飛行時間は、ペイロード未搭載時が11分、最大ペイロード時(40グラム)が9分。最大飛行可能風速は3メートル/秒。防水防塵性能はIP51規格。動作温度範囲は摂氏マイナス5~60度。ヘッドライトは2基で、光量は合計380ルーメン(5段階調光)。カメラの画角は、垂直80.1度、水平131.0度、対角143.9度。解像度は1920×1080ピクセル。イメージセンサはSTARVIS1/2.8型を採用。エクステンションアンテナを含む操縦用機器一式が付属する。日本製。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
ニュープロダクツの他の記事
- 狭小空間での点検・計測に特化した新型ドローン
- 反社・コンプラチェックのためのリスク情報専門DB
- 猛暑リスクを可視化・一元管理するLTE通信搭載スマートウオッチ
- ドローンで避難広報と状況把握を自動化
- 7年間保存可能な防災備蓄用マーカー
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/07/22
-
「想定外」を乗り越える力コカ・コーラ ボトラーズジャパンが挑む、危機管理の再構築
コカ・コーラ社製品の製造、販売、自動販売機のオペレーションなどを手掛ける、コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社は、2024年の能登半島地震を機に、危機管理体制の再強化に乗り出している。直接的な被害は免れたものの、系列他社の被災や支援要請の集中を通じて、情報伝達や意思決定、業務の優先順位といった多くの課題が顕在化した。同社は今、グローバル基準の危機対応フレーム「IMCR」の再徹底を軸に、全社一丸の再構築に踏み出している。
2025/07/21
-
-
-
-
ランサムウェアの脅威、地域新聞を直撃
地域新聞「長野日報」を発行する長野日報社(長野県諏訪市、村上智仙代表取締役社長)は、2023年12月にランサムウェアに感染した。ウイルスは紙面作成システム用のサーバーとそのネットワークに含まれるパソコンに拡大。当初より「金銭的な取引」には応じず、全面的な復旧まで2カ月を要した。ページを半減するなど特別体制でなんとか新聞の発行は維持できたが、被害額は数千万に上った。
2025/07/10
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/07/05
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方