2025/07/24
ニュープロダクツ

三井物産セキュアディレクションは、工場のサイバーセキュリティ対策に着手しようとしている顧客向けに、OTセキュリティ専門家が現地確認を行う「OTセキュリティ評価サービス」を提供する。同サービスを通じて、現状のOTセキュリティ対策の実施状況や課題を明確化し、OTセキュリティに関わる対策のロードマップ作成を支援する。
同サービスでは、国際的なOTセキュリティ資格である「GICSP(Global Industrial Cyber Security Professional)」の資格保有者を含むOTセキュリティの専門家を中心としたチームが、経済産業省のガイドラインをもとに作成したチェックリストを用いて対象工場で現地確認を行う。現地確認には、ネットワーク構成図や手順書等の資料の確認、作業現場における運用や物理的セキュリティ対策状況等の確認が含まれる。
同サービスでは、現状のOTセキュリティ対策状況を「対策方針の決定と取り組み宣言」「組織的対策」「運用的対策」「技術的対策」「サプライチェーン対策」の5つの観点で整理し、評価する。また、現地確認で見つかった問題点については個別の検出事項として報告し、対策の方向性についても報告に含める。
同サービスの主な実施ステップは、「対象工場における想定脅威・リスクの設定」(リモート)、「代表的な生産工程(1工程)の決定」(リモート)、「チェックリスト回答と内容確認会」(リモート)、「GICSP資格保有者を含むOTセキュリティの専門家による現地確認」(オンサイト)、「対策状況・今後の対策の方向性まとめ」(リモート)、「評価結果報告会実施」(リモート)となっている。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/09/05
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/02
-
-
-
ゲリラ雷雨の捕捉率9割 民間気象会社の実力
突発的・局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ雷雨」は今シーズン、全国で約7万8000 回発生、8月中旬がピーク。民間気象会社のウェザーニューズが7月に発表した中期予想です。同社予報センターは今年も、専任チームを編成してゲリラ雷雨をリアルタイムに観測中。予測精度はいまどこまで来ているのかを聞きました。
2025/08/24
-
スギヨ、顧客の信頼を重視し代替生産せず
2024年1月に発生した能登半島地震により、大きな被害を受けた水産練製品メーカーの株式会社スギヨ(本社:石川県七尾市)。その再建を支えたのは、同社の商品を心から愛する消費者の存在だった。全国に複数の工場があり、多くの商品について代替生産に踏み切る一方、主力商品の1つ「ビタミンちくわ」に関しては「能登で生産している」という顧客の期待を重視し、あえて現地工場の再開を待つという異例の判断を下した。結果として、消費者からの強い支持を受け、ビタミンちくわは過去最高近い売り上げを記録している。一方、BCPでは大規模な地震などが想定されていないなどの課題も明らかになった。同社では今、BCPの立て直しを進めている。
2025/08/24
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方