(写真:イメージ)

東日本大震災の直後、車いす使用者の方は避難所に行っても、当日または数日後、自宅に戻ってしまいました。「仮設トイレが使えない」「段差があったり、狭くて移動が困難」などの理由です。また、「障害者を受け入れてくれる避難所もすぐ見つからなかった」こともお聞きしています。

その後の熊本地震や近年増加している大雨、台風などの自然災害においても現地の障害者で最も困っているのが「トイレ問題」です。「震災の記憶を風化させない」これから大雨、台風の季節だからこそ、あまり知られていないトイレ問題を考えてみます。

障害者の課題が解消すれば、おのずと高齢者、自然災害でケガした方などの課題解決につながります。食事の量が少なかったり、回数を減らしてもなんとか空腹を我慢することはできますが、排泄(大便・小便)は我慢することはできません。

防災備蓄品で非常食、飲料水などは事前に準備しておきますが、意外に忘れがちなのがトイレです。トイレも事前に対策ができます。避難所の障害者用トイレ(バリアフリーの仮設トイレも含む)は多機能ではなく、車いすでスムーズに方向転換ができる十分なスペースをよく見かけるので、トイレの手すり、オストメイトのトイレ災害対策が必要です。

併せて、バリアフリーの仮設トイレは「障害者トイレ」と、張り紙が掲示されていたので分かりましたが、日本語が分からない外国人のためにトイレの設備など含めたピクトグラムおよび多言語表記が必要ではないかと思いました。

写真を拡大 「トイレのつかいかた」

地震により水道管や排水管が損傷した場合も想定して、バリアフリーの仮設トイレに加え、重度であるほど便器(バリアフリートイレ)ではなく、寝た状態のまま排泄をする方もいますので、ベビー用おむつ、成人用おむつ、介護用おむつ、携帯用トイレ、ポータブルトイレも備えると、トイレの悩みはだいたい解消されます。

「トイレのトリアージ」を考えていますが、長くなるので省略します。

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