2017/09/29
防災・危機管理ニュース

株式会社エンルートラボ(本社:埼玉県ふじみ野市)は25日、2日に行われた沖縄県総合防災訓練に参加し、EMiST(Emergency Medical Infomation Surpport Team)協力のもと、ドローンやAI活用の有効性を検証したと発表した。被災者人数の把握や、レスキュー隊の配置を把握し、指揮支援を検証したもの。

使用したのはエンルートラボ製のドローン、無人車両。上空からのドローン映像から、AI技術(ディープラーニング)を用いてリアルタイムに避難者の人数を数え、レスキュー隊員や消防車などの配置を把握する試験を行った。ドローンの運用で、 ADS-B(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast)の現在位置、高度、対気速度などの情報を運行管理ソフトとリンクさせ、空中交通管理システム UTM (Unmanned Aerial System Traffic Management)への展開を検証した。
同社は「今後ドクターヘリに搭載のIP無線との連携も検討するほか、複数ドローンの航空管制も行う。学習データを増やすことで、さらに高精度なカウントが可能になる」とする。
■ニュースリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000027571.html
(了)
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リスク対策.com:横田 和子
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