2017/09/29
防災・危機管理ニュース

国土交通省は26日、九州北部豪雨や秋田豪雨などを受けた緊急対策を発表した。特別に予算措置を行い九州北部や秋田県の5河川で河道掘削など対策を実施。また全国の中小河川の緊急点検を行う。
突発的な災害に対しその年度の当初予算で対応できない場合に特別に支援する、災害対策等緊急事業推進費を活用し、5河川の対策を行う。対象河川は花月川(大分県日田市)、筑後川(福岡県朝倉市)、彦山川(福岡県添田町)、山国川(大分県中津市)、雄物川(秋田県秋田市、大仙市)。
雄物川は堤防を新たに築くほか、堤防かさ上げなどを約218億円かけ今年度から2022年度までの5年間かけて行う。約218億円のうち5.8億円を緊急事業推進費から支出する。ほかの4河川は河道掘削や護岸整備・復旧などを緊急事業推進費で行う。事業費は花月川が約23.5億円、筑後川が約7.1億円、彦山川が約13.8億円、山国川が約2.4億円。
中小河川の緊急点検は九州北部豪雨で問題となった土砂・流木対策、再度の氾濫防止対策、水位把握を行う。対策が必要な箇所を抽出。ハード・ソフト両面で実施する。
■ニュースリリースはこちら
http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo03_hh_000928.html
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
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