2017/10/25
ニュープロダクツ
日立産業制御ソリューションズは20日、製造業において広がりをみせるIoTへの取り組みを支援するため、独自の「鍵付け替え技術」により、既存のインターネット環境にゲートウェイとして設置するだけで、拠点間の機密データを保護する「S.COATBOX/DS」(エスコート・ボックス ディーエス)を20日に販売開始すると発表した。安価なインターネット回線を高セキュア化し、IoT推進に必要な機器やシステムなどをインターネットでつなげることができる。
設置するだけで外部パソコンの不正接続を防ぎ、社内ネットワークの情報を保護する不正持込PC 検知&強制排除システム「S.COATBOX」のシリーズ製品。「S.COATBOX/DS」を導入することで、情報漏えいや改ざんを防止し、通信機器増加に伴うセキュリティ運用管理作業を軽減する。
通信拠点ごとにゲートウェイとして設置するため、IoT機器、サーバー、PC、PLCなど暗号化通信の各種設定は管理サーバーから一元的に設定でき、個々の機器への暗号化に関する設定が不要。運用開始・増設作業の手間を低減する。認証処理や通信プロトコル制限がなく、業務アプリケーションに影響を与えない。
鍵管理サーバーからの自動更新により、更新漏れなどによるセキュリティリスクを防止する。定期的な鍵更新の負担も低減する。
ハードウェアとして日立製作所の産業用コンピューターを採用し、A5サイズ相当の小型ボックス形状で省スペース化、組み込みが容易なファンレス・ディスクレス設計となっている。長寿命設計で24 時間連続稼働が可能、7年間の修理・返送サービスが付いている。
価格は、暗号化アプライアンス製品が61万6000円~、鍵管理サービスの保守費が3万3000円(年額)~。オプションの、一般問い合わせ・障害対応、修理対応はオープン価格となる。2020年度までに年間2億円の受注を目指す。
■ニュースリリースはこちら
http://info.hitachi-ics.co.jp/product/newsrel/2017-10_scb_ds.html
(了)
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com:横田 和子
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
過疎高齢化地域の古い家屋の倒壊をどう防ぐか
能登半島地震の死者のほとんどは、倒壊した建物の下敷きになって命を落とした。珠洲市や輪島市の耐震化率は50%程度と、全国平均の87%に比べ極端に低い。過疎高齢化地域の耐震改修がいかに困難かを物語る。倒壊からどう命を守るのか。伝統的建築物の構造計算適合性判定に長年携わってきた実務者に、古い家の耐震化をめぐる課題を聞いた。
2024/03/28
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年3月26日配信アーカイブ】
【3月26日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:四半期ニュース振り返り
2024/03/26
-
-
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年3月19日配信アーカイブ】
【3月19日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:副業・兼業のリスク
2024/03/19
-
リスク担当者も押さえておきたいサイバーセキュリティ対策の最新動向
本勉強会では、クラウド対応のサイバーセキュリティ対策の動向を、簡単にわかりやすく具体的なソリューションの内容を交えながら解説します。2024年3月8日開催。
2024/03/18
-
発災20分で対策本部をスタートする初動体制
総合スーパーやショッピングモールなど全国各地のイオン系列の施設を中心に設備管理、警備、清掃をはじめとしたファシリティマネジメント事業を展開するイオンディライト(東京都千代田区、濵田和成社長)。元日に発生した能登半島地震では、発災から20分後にオンラインの本社災害対策本部を立ち上げ、翌2日は現地に応援部隊を派遣し、被害状況の把握と復旧活動の支援を開始しました。
2024/03/18
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方