2018/01/15
防災・危機管理ニュース

NTT東日本とNTT西日本は11日、15日から始まる「防災とボランティア週間」に合わせて、「災害用伝言ダイヤル(171)」および「災害用伝言板(web171)」の体験利用を実施する。期間は15日9時 ~21日17時。災害の発生によって連絡が取りにくい場合、家族、親戚、知人などの安否情報をより確実に、音声などで確認できる手段として、2社が提供・運営しているサービスを試すことができる。「災害用伝言板(web171)」 は携帯電話各社の「災害用伝言板(携帯電話)」と連携しており、相互での伝言確認が可能。
いざという時にスムーズに利用するためには、日頃から家族、親戚、知人などの間で安否を確認するための「キーとする電話番号」を予め決めておくことや、「自分の無事を伝える」ことに慣れておくため事前に体験することを有効とし、毎月1日と15日、毎年正月三が日、「防災週間」の8月30日~9月5日にも体験利用を実施している。「防災とボランティア週間」は1995年の阪神・淡路大震災を契機に同年12月の閣議了解を経て設定され、様々な防災に関する取り組みが実施されている。
利用料金については、「災害用伝言ダイヤル(171)」は2社が提供する加入電話、ISDN、公衆電話、ひかり電話から伝言を録音・再生する場合の通話料は無料。その他の通信事業者の加入電話、IP電話、携帯電話やPHSなどから発信する場合の通話料の有無については、各事業者に問い合わせる。
「災害用伝言板(web171)」の安否情報の登録、閲覧などに伴うサービス利用料は無料。インターネット接続料やプロバイダー利用料、ダイヤルアップ接続の場合は通信料などが別途必要となる。メールや電話(音声)による伝言登録内容の通知機能を利用する場合、利用条件によっては通知先に通話料・通信料が発生する。
■ニュースリリースはこちら
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20180111_01.html
(了)
リスク対策.com:横田 和子
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